「ドローンショーの仕組みと準備完全ガイド|費用やPR効果を最大化してイベントを成功させよう!」
ドローンショーについて詳しく知りたい方、購入をご検討の方、イベント実施をご検討の方へ。ドローンショーの仕組みや導入のための完全ガイドをご覧ください。
ドローンショーの仕組み/編隊ドローンはどうやって飛んでいるの?
ドローンショーではすべてのドローンが細かな位置を把握して飛んでいます。
【“ドローンがAI知能を持っていて、互いの位置を認識している”と思っている方もおられるかもしれませんが、そうではありません。】
これを支えるのはRTKと呼ばれる位置補正技術です。このRTKによって、GPSだけで得られる位置情報の誤差をさらに小さくして、1cm単位の位置情報に置き換えることができるのです。
この細かな位置情報こそが、ドローンショーシステムの要と言えます。
RTK位置情報を発信するアンテナは、私たち(DAMODA)のように地上に置くタイプのものや、他社のように親機ドローンに搭載するタイプのものがあります。
ドローンショーのタイプ
ドローンショーで使用するドローンには、さまざまなタイプがあります。状況に応じて使い分けることで、さまざまなドローンショー演出を豊かなものにします。
プログラムの仕組み
ドローンショーでは準備の段階で、演出プログラムを作成します。私たち(DAMODA)はドラマと呼んでいますが、全ドローンがどのように飛んで編隊を成し、どのように光るのかをプログラムします。
プログラムは、MAYA・3DsMax・Blenderなどの3Dアニメーションソフトウェアにドローンショー用のアドオンを加えたソフトで行います。つまり、3Dアニメーションプログラムを経験した方なら、誰でもすぐにドローンショープログラムを作成することができるのです。
完成したプログラムには、飛行経路や光り方が指示されています。飛行前にすべてのドローンにプログラムを伝送することで、各ドローンが飛行経路や光り方を覚えた上で、一斉に飛行を開始するのです。
ドローンショー実施に関わる法律
日本ではほぼすべてのドローンに機体登録と飛行申請を求めています。ドローンショー用のドローンにおいても、機体登録と飛行申請が必要です。通常のドローンショーはイベントとして開催されますので、イベント実施都度、航空局にイベント用の飛行申請が必要です。ただし、人を集めず周囲の安全が担保されている場合は、改めて飛行申請せずとも、包括申請で飛行させることが可能です。
前述したようにドローンショーの要はRTKなどの通信技術です。日本ではすべての通信機器に技適マークを付けることが義務づけられています。ドローンすべてに技適マークがついていることが重要です。
ドローンショーの安全性
キーワード【モニタリングと自動帰還】
飛行中、全ドローンの状態はグランドステーションのPCモニターに表示されます。万が一、エラーが出た機体は、自動的に離陸場所(着陸場所)まで戻ってきます。(リターンツーホーム)
キーワード【電子フェンス】
飛行エリアごとにEフェンス(電子フェンス)を設定することで、このフェンスの外にドローンが出ないようにセットします。
キーワード【セーフティチェックプログラム】
プログラムの制作は、実際の飛行エリアを背景に行われるため、周囲の安全環境を確認しながらプログラミングすることが可能です。また、ソフトウェアにはセーフティチェックプログラムが備わっており、離陸からパフォーマンス・着陸に至るまで、ドローン同士の距離や移動スピード、バッテリー負荷などを自動的に計算し、危険度が高い箇所を簡単に修正できます。